時間の澱
Stagnation of time
Pencil / Ink / Kent Paper
432 x 312 mm
...
過去も未来もなく
まるで澱のように
連続した今に沈んでいる
時間の消滅
Disappearance of time
Pencil / Ink / Kent Paper
100 x 80 mm​​​​​​​
花咲鉱
 Bloomnite
Pencil / Ink / Watercolor / Acrylic / Cellophane / Kent Paper
300 x 300 mm
...
まるで花が咲いてるように見えることから
そう名付けられた。
鉱物といってはいるが定かではない。
謎の鉱物。
それは見る者によって
羽毛のように軽やかだったり
岩のように大きく重量があるように感じる。
花咲鉱ノ欠片
 Fragment of Bloomnite
Pencil / Ink / Cellophane / Kent Paper
182 x 182 mm
浮遊力
 Floating
Pencil / Ink / Kent Paper
432 x 312 mm
...
“ 心の傷は夢に還してしまえばいい ”
浮遊装置
 Flotation device
Pencil / Ink / Watercolor / Kent Paper
167 x 131 mm
夢の戸口
 Dream doorway
Pencil / Ink / Water color / Kent Paper
530 x 415 mm
トルソー蝶
 Torso Butterfly
Pencil / Ink / Water color / Watercolor paper
150 x 130 mm

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悪夢の国の・・・
The land of nightmares...
Pencil / Ink / Water color / Watercolor paper
255 x 203 mm
...
アリスは、嵐の中のような場所に浮いていました。

それは音もなく、ただただ真っ黒な線が、
ものすごい速さでアリスを取り囲んでいるようでした。

目を開けてはいるのですが、
渦巻く線が邪魔をして良く見えず、
そのうちだんだんと瞼が重くなり、
どうしても長いあいだ目を開けていることができませんでした。

そして次第に体も重くなり、
眠りに落ちるあの何とも言えない、
奈落に引きずり込まれるような
嫌な感覚に襲われるのです。

浮いているのか、落ちているのか、
わからないあの感覚。

「あぁ、嫌だ、いやだ、イヤだ...」

アリスは抵抗するかのようにそうつぶやいてみるのですが、
どうすることもできず、
この黒い嵐の中に身を委ねるしかありませんでした...。
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